アーティストであること
建築物や住宅のステンドグラスを考えるとき、
全体のバランスに配慮し、過度な主張を控えるよう注意を払う必要があると考えています。しかし、それが視覚的に少なからず効果を与えるものである以上何らかの主張やオリジナリティは必要になります。また、ステンドグラスと云う狭い領域での創作活動で、他の工房様と同じようなデザイン、どこかで見た絵柄の再利用の様なことは極力避けるべきだとも考えています。
私たちは施主様にステンドグラスの制作を依頼され創作するチャンスを頂いた以上、私たちの個性を少しでも感じさせるものを創りたいと願っています。
ステンドグラスのデザインを考える際、
オリジナリティを意識したり、新しい表現を摸索する時、アーティストとしての感性や斬新な発想の必要性を感じることがよくあります。しかしこれらの感覚は普段から探し求め意識していないと、必要な時にどこからとも湧いて来るものではありません。
私たちは職業としてのステンドグラスのデザイン・制作の他に自分なりの先端的な表現方法を普段から探求し、作品として発表する事を心掛けています。
「アーティストの感性」を忘れないこと、
これがひいてはお客様のより高い満足とステンドグラスと言うジャンルの成熟と発展にもつながると確信しています。