3.セキュリティー・防犯について
ここがポイント
ペア構造にしている限りステンドグラスの窓という理由で「不利」だとは言えません
空き巣など不法侵入者が敬遠する窓の条件としては、
・人の目に付きやすい場所
・侵入に5分以上かかる
・ガラスを破る際に音が出る
等が挙げられます。
最近の住宅は
多くの場合外に面した窓には2層構造の「ペアガラス」を採用しています。
その内側にステンドグラスを施工したとすると、外側の2枚ガラス+ステンドグラスで合計3枚。
玄関周りなど人の手が触る所でステンドグラスもペア構造で入れた場合は合計4枚。
外からはステンドグラスが内側に重なっているのが確認できますから、不法侵入者の立場で想像すれば、わざわざ構造的に複雑なステンドグラスの窓を選んでそこから侵入を企てないであろうと考えています。
この様な事から
ステンドグラス単体ではなく、外側のガラスとペア構造にしている限り、ステンドグラスの窓という理由で「不利」だとは言えません。
また最近は
特殊なプラスチック製の板をはさみこんだ防犯ガラスや樹脂製のシートによる防犯加工などもオプションで選べる様です。
面格子(巾15mm程のアルミ角材などで窓の外側に檻の様に付いている格子)は防犯効果があると言われていますが、ステンドグラスの窓には意匠的なデメリットがあまりにも大きいので避けたいところです。
余談ですが
網入りガラスは防犯にはまったく効果がなく別の重要な役割があります。
↓下記外部ページリンクも参考にして下さい↓
防犯ガラスについて説明しているページです。
網入りガラスについて説明してるページです。
明らかにステンドグラスが入っているのが分かる窓
この様に複雑そうに見える窓からわざわざ侵入を試み
ないであろうと考えています。
ステンドグラスの
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