福岡市内にある結婚式場のチャペルのステンドグラスです。直径約5mの円形のバラ窓とその下の5枚に分割された窓で構成されています。
結婚式場と言う事もあって「できる限りゴージャスで色彩豊かに」とのご要望にお応えした施工例です。
上部のバラ窓は大聖堂のバラ窓を再現すべく、放射状に各18枚のパネル3段と中心の円1枚の計55枚で構成されています。デザインはノートルダム大聖堂には及びませんが、ゴシック建築をイメージしたクラシカルなデザインに仕上げています。
バラ窓の下は、横に5分割、またそれぞれを3分割して計15枚で構成されたステンドグラスです。上のバラ窓の様なクラシカルなイメージとは少し異なり、やや現代的なイメージで、5分割された窓の全てを1枚のキャンバスに見立て、スケールの大きなデザインに仕上げています。
神と宇宙を象徴するバラ窓の下、降りそそいだ一筋の水がやがて豊かな泉を湛え、芽生えた樹が大きな愛の炎となって今結ばれる2人を祝福する。と言うストーリーです。
建物の南側に面していますので充分な陽の光を受け透明感のある色ガラスのこれこそがステンドグラスと言える美しさを思う存分に表現しています。特に好天に恵まれた日の誓いの瞬間は、大理石に映る極彩色の光の影が二人を包み、更に感動のシーンを盛り上げてくれます。